葡萄屋装飾店
Vamos!
by 葡萄屋装飾店
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Withdrawal symptoms  23:39
  
こんばんは、エビヤです.
猛烈な禁断症状に襲われてます.スシが、スシが食べたいんです.旨いスシが食べたい.
普段スシは食べません.「そろそろ食べたいね」と誰か(大体母か私)が言い出すと、母に
近所の八千代台のとあるおすし屋さんに連れてってもらってました(もちろん全て親のご馳♪)

大分前4月になる頃なのですが、子供の頃から行ってた「新寿司」が閉店してしまいました.
「オヤジさん」ではなく「新寿司のおじさん」は、多分職人暦60年以上の御歳なのですが、
ここ最近は、もうお身体に鞭を打って板場に立っていた状態だったそうです.とても残念
ですが、最後まで客の我侭に付き合って店を開けててくれました.

私が昔バイトしていたすし屋は、バブリーなお客さん相手に「やれ星鰈だ、寒ブリだ」と
レアネタをしょっちゅう仕入れてましたが、新寿司は比較的スタンダードなネタ揃えでした.
(それでもノレソレやカワハギなど初めて食べたのは新寿司でしたが)そんなスタンダードな
ネタは、いつ行ってもどれを食べても全部新鮮で美味しかった.ハズレ無かったです.因みに
スタンダードといっても、多分おじさんにとってのスタンダードだったと思います.生トリ、本
ミルしか置かない.とか新子などがさり気に普通に並ぶのは「スタンダード」への無言の拘り
だったと思います.銀座の高級店にもそういう店多いそうですが、物を作る立場として是非
見習いたいです.ま、私の志はどうでもいいんですけど、とにかく苦手なウニが食べられた
のも北海道とこの店です.もちろん「いくらネタが良くてもシャリが・・・」なんてことは職人暦が
モノをいう.絶対になかったです.

新寿司の好きだったところは、おじさんと奥さんの人柄も.
頑固で無口ながら「出てけ!」なんて板さんではなく、奥さんも面倒見よさげな女性でした.
両親が造りでお酒飲んでる間、おじさんから色んな話を訊けたのも思い出です.昔のスシの
こと(白身のにぎりはシャリとの間にデンブを入れたとか昆布〆のことなど)や、魚の旬や産地、
すし屋の「数え方」ピン・リャンコ・ゲタ・ダリ・・・の由来なども.

最後に行ったとき記念に写真を撮って
きました.「もうそろそろ旬も終わるね」
というサヨリをおろすおじさん.刺身包丁と
透ける白い身、板さんの包丁さばきはいつ
見ても鳥肌もの.芸術ですよね.
新寿司は全部美味でしたが鯵も同様に絶品でした.死にます.鯵
穴子は噛めません.崩れて溶けちゃいます.今まで別の店で「とろけるから」と言われ
食べた穴子は「…」です.言った人に新寿司のを食べてもらいたかったです.多分至死.穴子
頃合をみて奥さんが出してくれる吸い物.いつも本当に美味しかったのです.
和食の板さんから昔聞いたのですが、すし屋は味付けが上手い人が多いそう.
さらにそういえば新寿司は手作りのカラスミや漬物なども超旨かったです.蛤吸
プチメタボな私がこの世で一番好きなもの.大トロです.伝統的なスシの新寿司でしたが
つい何年か前から大トロ炙りがありました.炙りじゃなくても、いつも最高級のトロが置いて
あった新寿司.普通に死にたかったのに炙りにレモンをちょっと.これのせいで爆死です.大トロ炙り
同じくここ何年か、のメニュー「鉄火巻き茶漬け」
マジヤバイヴ即死でした.「鉄火」のくせに大トロ巻きです.出汁の味も絶妙.私はどんなに
お腹いっぱいでも最後に必ず戴いてました.あー画像見てたらまたヨダレが〜〜〜
殺して下さい!もう一度だけでいいから私を殺して下さい.
鉄火巻き茶漬け

この日奥さんと話してて「うちは養殖は使ってなかったから」と聞きました.そうだろうとは
思ってたのですが、口からハッキリ聞いたのは最後の日にして初めて.あぁぁぁぁ〜
控えめすぎる〜〜新寿司.
本当に勿体無いお店がなくなってしまいました.これから何処のおすし屋さんに行けばいいと
いうんでしょうか.兎にも角にも、新寿司のおじさん、奥さん.長い間美味しいおスシを
ありがとうございました.幸せでした.そして本当にお疲れ様でした.

スシ食べたい.スシが食べたいです.手が震えてきました.
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